酸素雰囲気制御型高温炉


左:シリコニット炉、右:カンタルスーパー炉
名称は発熱体の違い。シリコニット炉は常用1400度、最高1500度。カンタルスーパー炉は常用1600度、最高1750度。

・使用目的
天然の岩石の鉱物組み合わせの再現実験や溶岩の粘性測定、あるいは実験のための出発物質の合成などに用いられている。自然界にはFeをはじめとして酸素雰囲気によって安定な状態を変える元素が数多くあり、温度と酸素雰囲気を制御することによってはじめて自然界を適切にシミュレート可能となる。

・原理
水素ガスと二酸化炭素ガスの混合比を調整して様々な酸素雰囲気を実現している。