フーリエ変換赤外分光光度計

(Fourier Transform Infra-Red Spectrometer: FTIR)

・使用目的
岩石の結晶やガラス部分に含まれている水や二酸化炭素などの、量や存在形態について解析に用いられる。

・原理
水分子や二酸化炭素分子の振動エネルギーと特定波長の赤外線の持つエネルギーが一致する。このため赤外線を照射するとその波長について共鳴吸収が起こる。透過あるいは反射赤外線と照射した赤外線のエネルギー分布(波長による吸収率)を調べることにより、どんな分子基が試料中に存在するかがわかる。

昨年の工事で,乾燥窒素ガスで試料室および光路をパージできるようになり,シリケイトガラス中の二酸化炭素の定量にも使えるようになった.